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1,760円(税込)
◆絵はがきセット〈法隆寺金堂壁画〉◆
コロタイプ版
白鳳時代 法隆寺蔵
一般的な印刷方法であるオフセット印刷では色や濃淡を小さな網点の密度で表現しますが、コロタイプでは連続階調で表現するため、写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現することができます。
さらに詳しくは[コロタイプ通信]をご覧ください。
サイズ | 15.0×10.5cm |
仕様 | 8枚組 タトウ入 |
印刷方法 | 玻璃版(コロタイプ単色刷) |
奈良斑鳩の法隆寺に千数百年にわたり伝えられてきた金堂壁画は、「東洋美術の至宝」というべき傑作でしたが、昭和24年(1949)、不慮の火災により残念ながら焼損してしまいました。
便利堂は「法隆寺昭和の大修理」の一環として文部省より現状記録用に原寸大分割撮影と焼付を委嘱され、翌昭和10年(1935)8月1日より75日間を要し、総枚数363枚もの分割写真、並びに赤外線部分写真などを撮り終えました。同時に、便利堂独自の判断によりカラー撮影(当時はカラーフィルムが無かったため、モノクロ乾板をフィルター操作で色分けする4色分解撮影)も敢行されました。また、焼付は変色の恐れがあるとして、さらにコロタイプ版原寸大複製制作の依頼も請けます。これらが結果として、焼損前の壁画を今に伝える貴重な記録となったのです。