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◆森村泰昌《卓上のバルコネグロ》より、〈1984〉 ポートフォリオ◆ 1984年
森村泰昌氏が《肖像(ゴッホ)》(1985)でデビューする以前の1984年に、アトリエのテーブルの上で、さまざまなオブジェを構成して制作したモノクローム写真シリーズです。このシリーズの中から5点を選出し、いまや世界的にも希少となったコロタイプによってプリントいたしました。シリーズ・タイトルの「バルコ・ネグロ」とは、ポルトガル語で「黒い舟」という意味で、アマリア・ロドリゲスが歌って世界的に有名になった民謡、ファドの名曲です。この曲は作家にとって当時の思い出の曲であり、作品制作の背景にはこの哀愁をふくんだ旋律が流れています。
その植田の代表作6点を集め、コロタイプで再現しました。
森村泰昌(もりむら やすまさ)
昭和26(1951)年~、大阪生まれ。34歳頃、自らがゴッホの自画像になるセルフポートレイトを発表。以後、現在まで「自画像的作品」をテーマに作品をつくり続け、国内外で活躍している。代表作は『女優になった私』『なにものかへのレクイエム』。
ミニポートフォリオは、コロタイプならではの表現力の写真作品を手軽に楽しんでいただけるよう、サイズやセット内容にこだわったシリーズです。各セットには8×10インチサイズのコロタイププリントがシートで収録。1枚ずつ手にとって眺めるも良し、額装にしてインテリアに取り入れるのも素敵な楽しみ方です。
一般的な印刷方法であるオフセット印刷では色や濃淡を小さな網点の密度で表現しますが、コロタイプでは連続階調で表現するため、写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現することができます。
さらに詳しくは[コロタイプ通信]をご覧ください。
出版 | 2005年 |
写真家 | 森村泰昌 |
サイズ | 用紙:25.4 × 20.3 cm ポートフォリオ:25.8 x 20.6 × 0.8 cm |
エディション | なし 版上サイン入 |
仕様 | ケース入 OPP袋入 |
印刷方法 | 玻璃版(コロタイプ多色刷) |
枚数 | 5枚組 |