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5,940円(税込)
◆縮小絵巻物〈国宝 四季山水図(山水長巻)〉◆
雪舟 室町時代 防府毛利報公会蔵
「柱に縛られ足の指で鼠を描いた小坊主」として教科書にも紹介される禅僧・画家、雪舟の代表作。「山水長巻」の名で知られるように、全長約16mにも及ぶ長大な絵巻物で、日本の水墨画の最高傑作と言われています。周防(山口県)の大内氏の庇護を受け中国に渡った雪舟が、帰国後に描き大内氏に献上したといわれています。厳しい中に情熱のこもった雪舟六十七歳の力作です。
一般的な印刷方法であるオフセット印刷では色や濃淡を小さな網点の密度で表現しますが、コロタイプでは連続階調で表現するため、写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現することができます。
さらに詳しくは[コロタイプ通信]をご覧ください。
サイズ | 紙幅11.0×長さ420.0cm |
仕様 | 裂表紙巻子仕立 和英解説書入 化粧箱納 |
印刷方法 | 玻璃版(コロタイプ単色刷) |
雪舟(せっしゅう)
応永27~永正3?年(1420~1506?)、備中(岡山県)生まれ。13歳で京へのぼり、相国寺で水墨画を学びました。47歳頃中国へ渡り、当時の様式を脱した独自の水墨画を完成させます。花や鳥の装飾画も巧みでした。自由な画僧として生活したため直弟子が少なく、流派を形成していません。代表作は《国宝 天橋立図》《国宝 秋冬山水図》など、国宝6点にも及びます。