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770円(税込)
◆絵はがきセット〈重文 菜蟲譜(さいちゅうふ)〉伊藤若冲筆(8枚組)◆
伊藤若冲 江戸時代・寛政2年(1790) 佐野市立吉澤記念美術館蔵
11メートル弱におよぶ巻物を広げるにしたがい、前半には野菜や果物が、後半からは昆虫や爬虫類などの小さないきものたちが次々と現れ、描かれたモチーフは全部で約160種にのぼります。かれらのどこかユーモラスな姿からは、若冲の慈しむような視線が感じられます。巻末に若冲77歳の款記(かんき)があり、若冲晩年の画風を示す制作時期の明確な基準作です。
サイズ | 絵はがき 15.0×10.5cm |
仕様 | 8枚組 タトウ入 |
印刷方法 | オフセットカラー |
伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)
保元~寛政12年(1716~1800)、京都生まれ。家業の青物問屋のかたわら狩野派を学びますが、39歳で家督を弟へ譲り、絵に専念する生活に入ります。元・明の古画と光琳派という和漢の装飾画を研究するかたわら、動植物の写生に勤め、特に鶏の絵を得意とします。その独特の画風から近年は「奇想の画家」と呼ばれ人気を博しています。代表作は《国宝 動植綵絵》。