◆縮小屏風〈国宝 日月四季山水図屏風〉◆
室町時代 大阪 金剛寺蔵
やまと絵で描かれた六曲一双の屏風。四季の山水と日月が描かれ、画面真ん中の海を中心に春夏秋冬が循環する構図。密教の灌頂(かんじょう)の儀式に用いられたという。作者、時代とも不明。制作時期は室町~桃山まで諸説あるが、やまと絵の中に桃山的な装飾の様子が見られ、絵画性と装飾性が融合した日本絵画の特質をよく表した傑作である。
この屏風は1989年、東京国立博物館で開かれた特別展「室町時代の屏風絵」で注目され、2018年に国宝に指定された。
サイズ |
29.3×59.5cm |
仕様 |
6曲1双
屏風仕立
化粧箱納 |
印刷方法 |
オフセット |