◆縮小屏風〈四季花鳥屏風〉酒井抱一◆
酒井抱一 江戸時代 京都国立博物館蔵
江戸琳派の祖、酒井抱一が描いた季節の花鳥を描いた屏風。二曲屏風の向かって右隻に春夏、左隻に秋冬の景を、霞をへだてて配している。いかにも抱一の作品らしく、鮮やかな色彩を用いながらも執拗な感じがせず、瀟洒な趣きのある画面に仕上げている。
サイズ |
28.0×27.8cm |
仕様 |
2曲1双
屏風仕立
和英解説書入
化粧箱納 |
印刷方法 |
オフセットカラー |
酒井抱一(さかい ほういつ)
宝暦11~文政11年(1761~1828)、姫路藩主・酒井家の次男として江戸に生まれる。画・俳諧・和歌など諸芸をたしなむ。狩野画を始め写生画・浮世絵・土佐派・円山派などの多くの画風を学ぶが、尾形光琳に深く傾倒し、江戸琳派の祖となる。繊細優美で叙情性豊かな作品を残した。代表作は『重文 夏秋草図屏風』『四季花鳥図巻』。