◆ポートフォリオ 桑嶋維 〈Midsummer Death〉◆
限定30部
日本と海外の重要作家や貴重な写真コレクションによる国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE2016」のサテライトイベント「KG+」、「桑嶋維 コロタイプ写真展 真夏の死」
便利堂コロタイプギャラリー開催を記念し、限定ポートフォリオを制作しました。
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沖縄県の奄美・徳之島は薩摩藩支配下にあった頃より、闘牛と人々の生き方が濃くまじりあう特異な島です。このポートフォリオは、徳之島で歴代最強と言われた闘牛〈福田喜和道1号〉の全盛期と引退後の姿を表現したものです。全盛期にはいかにたくましい体躯をもち、艶のある黒々した毛並だったか、反対に、引退後の姿はいかにやせ細り、荒れた毛並だったかを、コロタイプのなめらかな濃淡表現でご覧いただけます。非常に細かい毛の1本1本まで見て取れるほど繊細に、かつ、原本となる写真の雰囲気を損なわないよう忠実に刷り上げており、全盛期と引退後の体の各部位がどんな変遷をとげたのか、コロタイプならではの深みのある表現でじっくり観察していただけます。
タイトルデザインは、アートデザイン集団TOMATOのMichael Horsham(マイケル・ホーシャム)氏によるもので、Michael Horsham氏にはテキストも寄稿いただいております。
※タイトルを刻印した鉄プレートは、経年変化をお楽しみいただく仕様となっております。サビやキズが発生することをご理解の上、ご購入ください。
○コロタイプとは○
一般的な印刷方法であるオフセット印刷では色や濃淡を小さな網点の密度で表現しますが、コロタイプでは連続階調で表現するため、写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現することができます。
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出版 |
2016年 |
サイズ |
プリントサイズ25.0×25.0cm
イメージサイズ22.0×22.0cm
帙26.0×26.5×2.0cm
箱27.3×28.0×2.9cm |
写真家 |
桑嶋維 |
エディション |
30部 |
サイン |
桑嶋氏直筆によるエディションとサイン |
和紙 |
機械漉き2層鳥の子3号 |
印刷方法 |
プリント:玻璃版(コロタイプ単色刷)
扉・テキスト:玻璃彩版(コロタイプ多色刷) |
装幀 |
布装(題字部分:鉄プレート)
四方帙納
化粧箱入 |
イメージ |
11枚 |
テキスト |
Michael Horsham(TOMATO)
諸橋和子
桑嶋維 |
デザイン |
Michael Horsham(TOMATO) |
桑嶋維(くわしま つなき)
写真家。1972年東京都吉原生まれ。ロンドンから帰国後、写真家としてファッション、広告、雑誌等で活躍。また、闘牛、闘犬、闘鶏等を追い続け、05年に写真集『闘牛島・徳之島』、06年に『朱殷』を刊行。09年には共に大英博物館、11年にはヴィクトリア&アルバート 博物館所蔵本となる。2013年には視覚芸術分野史上初で公益信託 大木記念美術作家助成基金を受賞し、縄文土器、土偶をモチーフに制作した作品展『永遠のアイドル』をロンドン(UNION Garllery,2013)にて開催、フィールドがグローバルに。