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990円(税込)
◆書籍〈時を超えた伝統の技〉◆
本書は、2016年に高岡市美術館にて開催された「美の記憶‐よみがえる至宝たち」展を機に刊行されました。この小冊子が、文化財保存について考えていただく機会になるとともに、コロタイプについて理解を深めていただくきっかけになれば幸いです。
発刊によせて — 1
特別寄稿 美の記憶 高岡市美術館館長 村上 隆 — 4
第1章 コロタイプによる文化財複製とは — 8
1-1 コロタイプの歴史 — 10
1-2 なぜコロタイプなのか — 12
1-3 さまざまな伝統技術を結集した複製 — 14
第2章 よみがえる至宝-法隆寺金堂壁画とコロタイプ — 16
2-1 法隆寺金堂壁画について — 18
2-2 昭和の大修理と金堂壁画原寸大撮影事業 — 20
2-3 原寸大ガラス乾板から原寸大コロタイプ複製へ — 22
2-4 「昭和の模写」事業と壁画の罹災 — 24
2-5 戦後の「再現壁画」事業 — 26
2-6 「法隆寺金堂壁画ガラス乾板」の重要文化財指定 — 28
第3章 コロタイプによる文化財複製への活用
展示・研究のための複製事業 《正倉院文書》 — 30
危険分散のための複製事業 《宮内庁書陵部の複製》 — 32
ご分身(お身代わり)としての複製事業 国宝《五大尊像》 — 34
複製としての里帰り事業 伊藤若冲筆《動植綵絵》 — 36
複製による元の姿の再現 尾形光琳筆《風神雷神図屏風》/酒井抱一筆《夏秋草図屏風》 — 38
第4章 コロタイプの明日
1 アナログとデジタルの融合:法隆寺金堂壁画フルカラーコロタイプ複製への取り組み — 40
2 現代社会における職人技の世界:魂を込めた「ものづくり」 — 42
3 グローバルなコロタイプ:日本から世界へ発信 — 43
4 便利堂コロタイプ研究所 — 44
5 コロタイプワークショップ — 45
コロタイプ印刷工程 — 46
コロタイプの分色と刷り順序 — 48
略年譜-コロタイプによる文化財複製のあゆみ — 50
サイズ | 18×23cm(B5サイズ) |
仕様 | 並製 カバー巻 51頁 |
ISBN | 978-4-89273-106-8 |
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